- 2025.08.14
生ホップ収穫祭2025開催いたしました!
オクトーバーフェスト2025宿泊プランご予約はこちらから!
8月2日山形県白鷹町にて「生ホップ収穫祭2025」を開催いたしました🌿
2022年より毎年当館では、白鷹町へ赴きホップの手摘み収穫~旅館館内の醸造所への運搬~仕込みをその日のうちに行う一大イベント「ホップ収穫祭」を行っております。
かつては全国トップクラスの一大ホップ産地であった山形県ですが、輸入ホップの台頭や後継者不足などを背景に、かつては3,000人ほどいたホップ栽培従事者が今では30名ほどにまで減少。
失われつつある山形のホップ文化を再び盛り上げたい!というブルワーの想いと、60余年ホップに人生を捧げてきた生産者の槌谷さんの想いが重なりスタートしたいちらくのプロジェクトも年々仲間を増やし、4年目となる今年は一般公募も含め総勢50名ほどが参加する大規模なイベントとなりました!
“いちらくと槌谷さんのストーリー” 詳しくはこちら↓
何度訪れても美しさに圧倒される、白鷹町のホップが作る緑のカーテン。
35度の真夏日でしたが、ホップ畑が作る涼やかな光景に癒されます!
まずはいちらくの佐藤社長による挨拶でホップ収穫祭がスタート。
山形のホップの現状、天童ブルワリーと槌谷さんとの出会いと経緯、山形のビールを盛り上げていく熱い想いを伝えていただきました。
そして、King of Hop!槌谷さんからのご挨拶。
カスケードホップの香り高さ、「ビールの魂」であるホップの香りの正体“ルプリン”の魅力を、昔ながらの手摘みという手法で体験してもらいたい。ビールに命を注入する過程を楽しみながら参加してほしい!と、ホップに対する情熱がその言葉から伝わってきました。
収穫するホップは『カスケード』という、アメリカンホップの代表種ともいえる品種。フローラル且つスパイシーでグレープフルーツのような爽やかな香りが特徴の、ビール好きが愛してやまないホップのひとつです。
まずは、剪定し終えたホップをひとつひとつ丁寧に手摘みで収穫していきます。
会場一帯が青々しく爽やかで濃厚な香りに包まれ、その香りに感動の声が飛び交います!
暑い中ではありましたが、ホップのアロマに癒されながらの作業に、皆様清々しい表情で摘み取りを行っていました。
カスケードホップが薫り高いビール造りに欠かせない理由が、身をもってわかる収穫体験となりました。
摘みたてのホップは蔓から切り離されると程なくして萎れて変色してしまう、とてもデリケートな作物。
ホップはすぐさまトラックに積まれ、ビール工場に送られます。
その間ホップ畑では、ランチの準備が着々と進みます。
白鷹町の「あゆ茶屋」さんご協力のもと、会場にはビールによく合うお料理と、白鷹の名産である焼き立ての鮎の芳ばしい香りが漂います!
ホップ畑の中で頂く白鷹名産のランチに欠かせないのが、
白鷹産ホップ100%で造る天童ブルワリーの「そよ風ホップ」!!
ペレット加工されていないホップに葉っぱの香りをも+αすることで、ホップのすべてを味わえる、カスケード特有の柑橘系の香りが心地良いフルーティーなペールエール。
白鷹のホップ畑を爽やかに吹き抜けるそよ風をイメージしお造りしました。
畑にはビールサーバーも設置し、そよ風ホップを生ビールでご提供します。
乾杯は、天童ブルワリーとを繋げてくださったキューピット、馬場さんのご挨拶で。
天童ブルワリーのビールに対する情熱と、槌谷さんのホップにかける想いを受け取り、馬場さんのお力添えで誕生したのが「そよ風ホップ」です。
自ら育てたホップ100%のビールを初めて口にしたときの槌谷さんの感動と、その思いにさらにビール造りの情熱を熱くしたブルワーの想いを、馬場さんの視点から語って頂きました。
「乾杯~!!」
料理から飲み物まで、まさに“白鷹づくし”のホップ畑のビアガーデン、スタート!
ランチ会場には先ほど摘み取ったホップも運ばれました。
ホップを割ると、中から黄色い粉状のものがでてきます。
これがホップの香りの正体「ルプリン」!
割った瞬間から華やかでフルーティーなシトラスの香りが立ち上り、鼻腔を爽やかに駆け抜ける、、
まさにビールの魂!!
槌谷さんがそう呼ぶ理由がホップの中に隠されていました。
この鮮烈な香りが、ビール好きに愛され続ける所以なのだと知りました。
そして、なんといってもここはホップ畑!
ここでしか味わえない、フレッシュホップを浮かべたビールを味わえる特別な体験も、、!
白鷹産ホップが持つ“ビールの魂”を丸ごと味わう贅沢な体験!
それはまさに「ここにしかない、今しか出会えない、山形の一期一会」。
生産者と醸造家、商品に関わる人々の想いに触れながら
その土地の恵みを頂く、この上なく贅沢な時間を味わいました!
最後は槌谷さんを囲み、参加者全員での記念撮影。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
収穫されたフレッシュホップはビール工場へ運ばれ、その日のうちに麦汁に投入されます!
フレッシュホップ投入直後のビールの赤ちゃん、「麦汁ジュース」の試飲も行われました!
ホップの強い香りや苦みがありながら、麦芽由来の甘さの強いジュースは、完成形が全く想像できないほど、ビールとはかけ離れた独特な味わいがありました。
ブルワーもフレッシュホップビールを初めて造り、麦芽ジュ―スを試飲した際には、本当にうまくいくのだろうか、、という不安を感じながらの醸造だったと聞きました。
ですが醸造が進むにつれて、フレッシュホップならではの強い香りが引き立ち、爽やかな苦みとキレを感じられるビールへと徐々に変化していったといいます。
ビール造りの難しさや奥深さを感じるとともに、完成が待ち遠しくなる試飲体験でした!
白鷹産フレッシュホップを100%使用したビールは、9月27日(土)からの「オクトーバーフェスト2025」にて解禁いたします!
日帰りの方でもご注文可能で、ご宿泊の方はもちろんオールインクルーシブで思う存分ご堪能できます♪
また、フレッシュホップビール解禁に合わせて、天童ブルワリーの白鷹産カスケードホップ100%ビール「そよ風ホップ」が、新たに「謙滋郎麦酒(けんじろうばくしゅ)」へとリニューアルいたします!!!
その名はもちろん、そよ風ホップの生みの親、槌谷謙滋郎さんのお名前から。
槌谷さんの魂を込めたビールを是非、この機会にご賞味ください!!!
オクトーバーフェスト2025宿泊プランはこちらから!