- 2024.08.17
朝摘み生ホップ収穫&ビールづくり IN 白鷹町2024
ビールの重要な主原料のひとつ、ホップ。
香りや苦み、抗酸化作用、殺菌効果、泡持ち等、ビールに無くてなならない重要な役割を担ってくれます。まさに”ビールの魂”とも言える、その個性を決定づける重要な原料です。
実は、昭和中期~後期にかけて、耕作面積&収穫量ともに山形県は日本一のホップの産地でした。しかしながら、ピーク時には3,000人いた農家も、現在では30人足らずまで減少。時の経過とともに、徐々に失われゆく貴重な財産となっております。
(※詳しくは、昨年のホップ収穫祭の記事をご覧ください:https://itiraku.com/news/news-2377/)
そしてこの夏、天童ブルワリーでは、3年目のホップ収穫に伺いました。
今年は、昨年のように一般のお客様をお招きしてツアー形式で開催するのではなく、山形県内のブルワリー全7社が白鷹町のホップ畑に集結!山形が誇るべきビールの歴史を皆で復活させるべく、全員で収穫&ビール造りを行いました!
(※ツアーを楽しみにされていた方々、今年は一般募集が無くてごめんなさい!)
今年もホップ農家の槌谷謙滋郎氏のご指導のもと、手摘みと機械で収穫。
炎天下の中でしたが、暑さに負けないくらい、フレッシュホップの爽やかな香りと、ビールの話題に花を咲かせながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。
丁寧に収穫されたホップはその後、天童ブルワリーに直送し、粉砕・仕込み作業が行われました。
収穫から粉砕までわずか2時間という、
フレッシュホップビール作りでは鮮度を保つためスピード感が重要となります!
百戦錬磨のブルワーと言えど、フレッシュホップや無加工のホールホップを使用したビール造りの経験がある人は極わずか。
作業の合間には、天童ブルワリーがこれまでの3年間で失敗を繰り返しながら辿り着いたノウハウやレシピをもとに、より良いビールになるように、ブルワー仲間の皆さんと情報交換をしつつ、ともに仕込みを行いました!
ここからは各ブルワリーで白鷹産ホップを使用したビール造りがスタートします!
その道60余年の農家の槌谷謙滋郎氏から山形県内の全ブルワーへ!!
熱き”ビールの魂”のバトンが受け継がれた、強烈で最高な一日でした!!
そしてこののちは、ブルワーからビール愛好家の皆さまへ。
農家&ブルワーの思いがこめられた、この時期、ここでしか味わえない、フレッシュなビールをお楽しみください。
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湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERY
オクトーバーフェストプラン2024
9月20日~10月31日のご宿泊は、この時期限定で、贅を尽くしたフレッシュホップビールが楽しめるほか、県内外の仲間のブルワリーのビールも楽しめます!
湯坊いちらくのビールは、秋が一番んまい!
この時期に、是非、お越しくださいませ!