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2023.11.11
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小国町の方々とのつながり 倒木活用プロジェクト

昨年の豪雨災害で被害にあった山形県小国町では、町のいたるところで倒木被害が発生しその処理が地域の課題となっています。
今回そのお話を天童の薄荷農家さん「高擶薄荷店」の樋田さんよりお聞きし、弊社として協力できることはないか考え、当館のコンテンツのひとつである焚き火の薪として倒木を活用することをご提案させていただきました。

 

高擶薄荷店様の取り組みはこちらをご確認下さい!

https://www.instagram.com/p/Ctp7Z1fv5GV/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==


プロジェクトを進めるにあたって、スタッフで小国町の視察に伺いました。
天童市から車で2時間半ほど、新潟県との県境にある小国町は、周りをブナの広い森に囲まれ、その様子がまるで 小さな国 のようであることから小国町と呼ばれるようになりました。ブナの森が山の幸、川の幸を育み、恵み豊かな森の中での暮らしが、「ブナ文化」や「マタギ文化」など独自の食文化を生みだしました。

※小国町公式HPより

 

今回は高擶薄荷店様の紹介で、小国町でクロモジという木を育てている農家さん本間さんを訪ねました。
本間さんはクロモジの香りに魅せられ、葉や枝からエッセンシャルオイルを取り出し香りを生かした商品づくりや、葉や枝を使用したクロモジ茶などの商品を販売している生産者さんです。必要最低限の収穫を行い、少しずつその恵みを頂くことによって次の世代に引き継げるようなかたちでクロモジの栽培を行っています。

※「白い森林の精」公式BASEショップページより

 

この度は、本間さんの案内でクロモジ林や、ブナ林、実際に倒木の被害が起きている場所の視察をさせていただきました。
本間さんの運転で山道を進みます。道幅はどんどん狭くなり、ところどころ木々をかき分けながら奥へ奥へと進んでいきました。クロモジ林にさしかかった所で車を停め、本間さんがクロモジの枝を収穫してきてくれました。車内にクロモジの爽やかで華やかな香りが広がります。クロモジは枝や葉など木全体に香り成分が蓄えられていて無駄な部分がなく収穫時期によってもその香りは少しずつ変化するのだそう。香りが素晴らしいだけでなくまさにこの香りが 一期一会の香り というところに魅力を感じました。


さらに奥に進むと、すこし拓けた場所に到着しました
そこには本間さん手作りの可愛らしい椅子とテーブルが並び、「森の喫茶店」と書かれた看板が置かれていました。
森の中にイスとテーブルがあるだけでそこは自分たちだけのフェになるという発がとても素敵!

クロモジやブナの林の中、々しい空気の中で本間さんがクロモジ茶を振舞ってくださいました。以前にも本間さんのれたクロモジ茶を頂いたことがあるのですが、場所が変るだけでまたその美味しさ格別で、まさにここでしか体できない味わいでした。自リズムの中です、ったりとした贅沢な時間。クロモジの香りはリラックス効果が高く、森の香りをそのまま頂いているようながしました。

 

クロモジ林の散策え、小国町の中でも倒木被害が深刻な場所を目指し、次の場所へかいました。

その場所へは本間さんともうお一方地の方が案内してくださいまた。そこはの森で、ブナ林とはまたった風景が広がっていました。

く進むとそこには倒れてしまった木々がなるようにしてっていました。道ががれてしまっていたり、倒れた木がほかの植物に覆いかぶさり、日陰をつくることでその植物の生育を妨げていたりと、二次的な被害を生んでいるようでした。クロモジの木の生育にも被害が出ているようでした。


実際に地元の方たちと一緒に薪に加工する作業を手伝わせていただきました。普段慣れない作業に時間がかかりなかなか大変な作業でしたが、このひと手間で小国町の人々の問題解決につながると思うと清々しい気持ち良さがありました。

ニュースで倒木被害という言葉はよく耳にしますが、実際にその場所を訪れ、そこで暮らす人々の話を伺ったり作業を共にすることで、やっと自分事としてとらえることが出来たような気がしました。より地域の方に貢献したいという想いが強くなり、継続的に行っていきたいプロジェクトであると感じました。


小国町の豊かな自然とその恵みを大切に、そこにある生態系を守るという使命を感じながら生きる人々の暮らしに触れることができ、この暮らしを守りたいという気持ちが芽生えました。生産者の方の想いが、私たちの心を強く動かしました。山形の豊かな自然が生んだ恵みを頂くだけでなく、また違った形で他の人たちに届けることも私たちの使命であると感じました。


現在その倒木は、夜の焚き火の一部に使用されています。
針葉樹は油分を多く含むため焚きつけ用にぴったり。
ぜひ焚き火を囲む際には、小国町の方々の暮らしに思いを馳せながら、

アップサイクルの心地よさをご体験頂きたいと思います。

 

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